LDL コレステロールだけ高い原因・改善方法

LDL コレステロールだけ高い原因は肉の脂身、バター、ラード、生クリーム、インスタント食品など飽和脂肪酸、卵黄、魚卵などの摂りすぎなど食生活が原因かもしれません。 また運動不足、ストレス、遺伝的体質、加齢、喫煙、飲酒も原因となります。 閉経後の女性においてはホルモンバランスの変化がLDLコレステロールを上昇させる大きな要因となります。

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LDL コレステロールだけ高い原因:食生活

LDL コレステロールだけ高い原因として、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の多い食品の摂りすぎ、カロリーの過剰摂取、食物繊維の不足などの食生活が考えられます。 特に肉の脂身、バター、生クリーム、インスタント食品、揚げ物などの摂取を減らすことが重要です。

 飽和脂肪酸を多く含む食べ物:動物性油脂(ラード、バター、牛脂)、植物性油脂(パーム油、ココナッツ油)、肉の脂身、乳製品(生クリームやチーズ)、菓子類(バター、ショートニングを使ったもの)、ファストフード。
 トランス脂肪酸を多く含む食べ物:マーガリン、ショートニング、スナック菓子、揚げ物、菓子パン、ドーナツなどの洋菓子、インスタント食品、冷凍食品

LDL コレステロールだけ高い原因:運動不足

LDL コレステロールだけ高い原因として運動不足が考えられます。 運動不足が続くとエネルギー消費量が低下し肥満症を引き起こし、結果としてLDL コレステロールの上昇に繋がります。 特に内臓脂肪型肥満は中性脂肪が増加し、コレステロールの運搬と回収のバランスが崩れて、LDLコレステロールが過剰になり、善玉コレステロール(HDL)を低くします。。 LDL コレステロールと運動不足、肥満は密接な関係にあります。

LDL コレステロールだけ高い原因:ストレス

LDL コレステロールだけ高い原因としてストレスによってコルチゾールなどのホルモンの分泌が増加し、LDLコレステロールを増やすためです。

LDL コレステロールだけ高い原因:遺伝的体質

LDL コレステロールだけ高い原因として家族性高コレステロール血症(FH)という病気が考えられます。 家族性高コレステロール血症(FH)は、遺伝によってLDLコレステロールが非常に高い状態になる病気です。 家族性高コレステロール血症(FH)は、LDLコレステロールを肝臓に取り込む「LDL受容体」の遺伝子に異常があるため、血中のLDLコレステロールが肝臓に回収されず、血液中に蓄積してしまう病気です。

LDL コレステロールだけ高い原因:加齢

LDL コレステロールだけ高い原因として加齢が原因の場合、加齢とともにコレステロールの代謝が低下し、LDLコレステロールが体内に蓄積しやすくなります。また更年期の女性においてはエストロゲンの分泌が減少することでLDLコレステロールを減らす働きが弱まるため、LDL コレステロールが上昇しやすくなります。

LDL コレステロールだけ高い原因:喫煙、飲酒

LDL コレステロールだけ高い原因として喫煙が影響します。喫煙者はタバコのニコチンや一酸化炭素が肝臓でLDLコレステロールの合成を促し、血中のLDLコレステロールを増加させます。また善玉コレステロールであるHDLコレステロールも減少させます。 過剰飲酒は、中性脂肪(トリグリセリド)の増加させます。

脂質異常症(高脂血症)の原因
・脂質や糖質の多い食事 ・運動不足 ・肥満・メタボリックシンドローム ・更年期・ホルモンバランスの乱れ・遺伝的要因

脂質異常症(高脂血症)の症状
・ほとんどは無症状 ・進行すると動脈硬化による症状(心筋梗塞など)

LDL コレステロールだけ高い原因と脂質異常症(高脂血症)の診断

・空腹時採血にて脂質測定(LDL, HDL,Non-HDL,TG) ・動脈硬化の進展を評価する検査(頸動脈エコーなど)

高LDLコレステロール血症の診断

・LDLコレステロールが140mg/dL以上
高トリグリセライド(中性脂肪)血症の診断

・中性脂肪(空腹時)が150mg/dL以上
・中性脂肪(随時)が175mg/dL以上
低HDLコレステロール血症の診断

・HDLコレステロールが40mg/dL未満
高Non-HDLコレステロール血症の診断

・Non-HDLコレステロールが170mg/dL以上
境界域高Non-HDLコレステロール血症の診断

・Non-HDLコレステロールが150~169mg/dL以上

脂質(LDL,HDL,Non-HDL,TG)
LDLコレステロール 140mg/dL以上
中性脂肪(空腹時) 150mg/dL以上
中性脂肪(随時) 175mg/dL以上
HDLコレステロール 40mg/dL未満
Non-HDLコレステロール 170mg/dL以上

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LDL コレステロールを下げる方法

LDL コレステロールは、生活習慣(食習慣や運動習慣など)の改善、規則正しい生活を心がけることが重要である。

LDL コレステロールの生活習慣改善ポイント

●禁煙し、受動喫煙を回避する

●過食を抑え、標準体重を維持する
●肉の脂身、乳製品、卵黄の摂取を抑え、魚類、大豆製品の摂取を増やす
●野菜、果物、未精製穀類、海藻の摂取を増やす
●食塩を多く含む食品の摂取を控える(6g/日未満)
●アルコールの過剰摂取を控える(25g/日以下)
●有酸素運動を毎日30分以上行う

●ストレスをため込まない

LDL コレステロールを下げる食事

●高LDL-C血症
HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やし、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らす為には、コレステロールと飽和脂肪酸を多く含むラード、バター、牛脂などの動物性油脂、肉の脂身、レバーなどの内臓、皮、乳製品、卵黄および、トランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニング、揚げ物、パン、ケーキ、ドーナツなどの菓子類、加工食品の摂取を抑える。 食物繊維と植物ステロールを含む未精製穀類、大豆製品、海藻、野菜類、植物油、ナッツ、種子、全粒穀物の摂取を増やす。

●高TG血症
糖質を多く含む菓子類、飲料、ご飯、パン、麺類などの穀類や、いも類、果物、砂糖の摂取を減らす。 アルコールの摂取を控える。 n-3系多価不飽和脂肪酸を多く含む青魚などの魚類(サバ、イワシ、マグロ、サーモンなど)や、えごま油、アマニ油、くるみの摂取を増やす。

●低HDL-C血症
 HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やし、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らす為には、トランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニング、揚げ物、パン、ケーキ、ドーナツなどの菓子類、加工食品の摂取を抑える。  n-6系多価不飽和脂肪酸を多く含む大豆油やコーン油、サフラワー油、ぶどう油、ひまわり油などの植物油摂取を減らす。

LDL コレステロールを下げる薬

スタチン

・主な作用・特徴:LDL低下、心血管保護効果 
・主な薬剤一般名:アトルバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチン等
(製品名:リピトール錠・リバロ錠・クレストール錠等)
フィブラート

・主な作用・特徴:中性脂肪低下、HDL上昇
・主な薬剤一般名:ベザフィブラート、ペマフィブラート等
(製品名:ベザトールSR錠・パルモディア錠等)
エゼチミブ

・主な作用・特徴:コレステロール吸収抑制
・主な薬剤一般名:エゼチミブ
(製品名:ゼチーア錠等)
PCSK9阻害薬

・主な作用・特徴:LDL受容体保護、強力なLDL低下
・主な薬剤一般名:エボロクマブ、siRNA製剤等
(製品名:レパーサ皮下注、レクビオ皮下注等)

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LDL コレステロールを下げるための日常生活の注意点

・バランスの取れた食事、油脂類、甘味の摂取を控える ・禁煙・節酒 ・有酸素運動の継続、適正体重の維持、ストレスを解消する。

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当院での取り組み(脂質異常症の治療・予防)

白岩内科医院では、脂質異常症に対する治療において、検査データだけでなく、食事や運動など日常の背景を重視しています。管理栄養士・理学療法士・看護師を中心とした多職種連携により、患者さんの生活に合った、実行しやすい提案を大切にしています。

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脂質異常症(高脂血症)に関する用語集

 HDLコレステロール:善玉コレステロール。余分なコレステロールを回収します。
 LDLコレステロール:悪玉コレステロール。動脈硬化の原因になります。
 スタチン:コレステロールの合成を抑える薬。
 フィブラート:中性脂肪を下げる薬。
 PCSK9阻害薬:LDL受容体を保護してコレステロールを下げる注射薬。
 飽和脂肪酸を多く含む食べ物:動物性油脂(ラード、バター、牛脂)、植物性油脂(パーム油、ココナッツ油)、肉の脂身、乳製品(生クリームやチーズ)、菓子類(バター、ショートニングを使ったもの)、ファストフード。
 食物繊維を多く含む食べ物:穀物(玄米、胚芽米、麦めし、オートミール)、豆類(大豆、納豆、おから)、野菜(ごぼう、モロヘイヤ、セロリ、キャベツ)、果物(柑橘類、バナナ)、きのこ類(しいたけ、しめじ)、海藻類(わかめ、ひじき、昆布)。
 糖質を多く含む食べ物:ご飯、パン、麺類などの穀物、芋類、果物、砂糖、蜂蜜。
 n-3系多価不飽和脂肪酸を多く含む食べ物:青魚(サバ、イワシ、サンマなど)、魚油、ナッツ類(くるみなど)、植物油(えごま油、アマニ油など)。
 n-6系多価不飽和脂肪酸を多く含む食べ物:大豆油やコーン油、サフラワー油、ぶどう油、ひまわり油などの植物油。

引用・参考文献

下記ホームページも併せてご参照ください。 詳しい情報や最新情報などを閲覧することができます。