夜になると咳が出る原因・病気

夜になると咳が出る原因・病気は風邪、コロナ後遺症、咳喘息、副鼻腔気管支炎症候群、気管支喘息、逆流性食道炎、慢性心不全、百日咳等です

夜になると咳が出る原因は、夜になると副交感神経が優位になることで緊張がゆるみ、気管支が狭くなって咳が出やすくなるからです

夜になると咳が出る原因は、自律神経が副交感神経が優位になり緊張がゆるみ、気管支が狭くなることです。 また就寝時には寝る姿勢によって鼻水や痰などの分泌物が喉に流れ込みやすくなったり、 就寝時のエアコン使用により部屋が乾燥したり、布団やエアコンの埃、ダニなどのアレルゲンが原因で夜になると咳がでます。

夜になると咳が出る原因・病気:風邪・コロナ後遺症

夜になると咳が出る原因・病気として風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスや細菌などの感染症 によって気道の粘膜がダメージを受け、炎症が起こり咳が出ます。
風邪やコロナ、インフルエンザが治った後も、炎症が残ったり、気道粘膜が過敏な状態が続くことで少しの刺激でも空咳が出ることがあります。 風邪やコロナ、インフルエンザの痰は鼻水などが絡んだ、湿り気のある咳が特徴です。 一度咳が治ってもまたぶり返して出てくることがコロナの咳の特徴です。 咳が2~3週間続く場合には医療機関に受診してください。

夜になると咳が出る原因・病気:咳喘息

夜になると咳が出る原因・病気として咳喘息が考えられます。咳喘息はゼイゼイ、ヒューヒューという喘息特有の喘鳴を伴わないのが特徴です。 咳喘息の原因はわかっておりませんが、咳喘息の人はアレルギー素因を持っている人が発症しやすいと言われております。 アレルギー炎症などにより咳喘息を発症している場合には気道過敏性が亢進することで、気道が少しでも伸び縮みすることで咳が出ます。 また気道の炎症が原因の場合、 炎症を引き起こす好酸球が、何らかの原因によって気道に集まってくることで炎症が起こり咳が出ます。 咳喘息は夜になると咳が出る症状や早朝に咳が悪化しやすいのが特徴です。

夜になると咳が出る原因・病気:副鼻腔気管支炎症候群

湿った咳(たんのからむ咳)が8週間以上にわたって続く場合は副鼻腔気管支炎症候群が疑われます。 副鼻腔気管支炎症候群の症状として、夜になると咳が出る、鼻づまり鼻水、後鼻漏(鼻水がのどへ流れ落ちる)、嗅覚障害 、くしゃみなどで、のどに粘液や粘液膿性の分泌物が付着する事で咳が出ます。

夜になると咳が出る原因・病気:気管支喘息

夜になると咳が出る原因・病気が気管支喘息の場合は、空咳とよばれる、乾いた湿り気のない咳で痰などを伴わない比較的乾いた咳が出るのが特徴です。 気管支喘息は気道の慢性的炎症と、それに伴う変動性の気道狭窄が原因で咳がでます。 気管支喘息では、ダニやホコリ、花粉、ハウスダストなどの刺激によって気道が敏感(気道過敏性)になり、咳などの発作が起こりやすい状態になります。息苦しくて咳が止まらず、呼吸をするとゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴)と発作性の咳が現れます。

夜になると咳が出る原因・病気:逆流性食道炎

逆流性食道炎は胃酸などの内容物が食道に逆流して炎症を起こす病気で、胸焼けや呑酸(酸っぱいものがこみ上げる)などの症状が現れます。 逆流性食道炎の原因には食べ過ぎ、早食い、肥満、喫煙、飲酒などがあり、食生活や生活習慣の改善、薬物療法が治療法となります。 逆流性食道炎によって胃酸が食道や喉に逆流し、刺激を与えることで咳が出ます。典型的な咳の特徴は、逆流性食道炎による咳は食後や就寝時に悪化しやすく、乾いた咳が長引くこと、胸やけや喉の違和感を伴うことが特徴です。

夜になると咳が出る原因・病気:慢性心不全

慢性心不全による咳は、心臓の機能が低下し、血液の循環が悪くなることで肺に血液が溜まり、 血液中の水分が肺の組織にしみ出し、痰として排出されようとするため痰と咳が出ます。夜間や朝方や横になると咳が出るのと、体を起こすと楽になったり、咳をする際に息切れを伴ったり、ピンク色の痰が出ることが特徴です。

夜になると咳が出る原因・病気:百日咳

百日咳菌(Bordetella pertussis)の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性の気道感染症です。 百日咳菌の潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)は通常1~2週間ですが、短い場合は4日ほど、長いと3週間程度で季節性はみられず、どの季節でも起こります。コンコンコンというひどい咳が続き、治るまでに数ヶ月かかります。

夜になると咳が出る原因・病気:治療法

■夜になると咳が出る原因がアレルギーの場合:抗ヒスタミン薬や点鼻薬で治療します。

■夜になると咳が出る原因が気管支喘息の場合:吸入ステロイド薬や気管支拡張薬で気道の炎症を抑えます。

■夜になると咳が出る原因が咳喘息の場合:吸入ステロイド薬や気管支拡張薬で気道の炎症を抑えます。

■夜になると咳が出る原因が副鼻腔気管支炎症候群、百日咳の場合:マクロライド系抗菌薬、アレルギー治療薬、プロトンポンプ阻害薬 (PPI)で治療します。

■夜になると咳が出る原因が慢性心不全の場合:ARNI/ACE阻害薬、β遮断薬、MRA、SGLT2阻害薬で慢性心不全の治療を行います。

夜になると咳が出る原因・病気:対処法

夜になると咳が出る対処法としては、部屋を加湿し、こまめに水分を摂る、寝る姿勢を工夫することが有効です。
2週間以上咳が続く場合は、総合内科や呼吸器内科などで原因を特定し適切な治療を受けてください。

■水分摂取:喉の乾燥を防いで咳を止めるために、こまめに水分を摂取ください。

■加湿器:冬など乾燥していると咳出やすくなるので、乾燥しやすいストーブや暖房のついている部屋は加湿器を使って保湿しましょう。

■のど飴、はちみつ:喉の乾燥を防ぐ為にこまめにのど飴やはちみつ、トローチなどでのどに潤いを保ってください。

■マスクの着用:外出時や就寝時にはマスクを着用し、乾燥やウイルスからのどを守ってください。

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夜になると咳が出る原因・病気に関する用語集

百日咳:百日咳は世界的に見られる疾患で、いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症になり、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。 

引用・参考文献

下記ホームページも併せてご参照ください。 詳しい情報や最新情報などを閲覧することができます。


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