肥満症は治療が必要な病気です



肥満症は治療が必要な病気です

肥満症は治療が必要な病気です。肥満症治療の基本は食事療法・運動療法・行動療法と薬物療法(GLP-1受容体作動薬のウゴービ、ゼップバウンド,マンジャロなど)、外科療法(減量・代謝改善手術)と、肥満症の合併症である糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病の治療・改善・予防を行います。  



肥満症治療は単なる体重管理(ダイエット)ではなく、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気のリスクを高め、生活の質(QOL)を低下させる「病気」であるため、健康寿命の延伸と生活習慣病の予防・改善のために必要です。



肥満症は治療が必要な病気です 肥満と肥満症の違い

肥満はBMI 25以上の「太っている状態」で病気ではありません。肥満症は肥満に起因・関連する高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群など)を合併しているか、内臓脂肪の蓄積があり、医学的に減量が必要な病気で、肥満症は治療が必要です。



肥満症は治療が必要な病気です 食事療法

肥満症治療食事療法の基本は摂取エネルギーの制限です。具体的には1日350g以上の野菜(食物繊維)、肉(赤身)、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を意識した食事と、糖質(飲料水などの甘い飲み物や菓子類)や脂質(唐揚げなどの揚げ物、ポテトなどのスナック菓子、加工肉)を控えることが重要です。 また食事はゆっくりよく噛んで食べること、夜中やおやつなどの間食を控えるようにしましょう。



肥満症は治療が必要な病気です 運動療法

肥満症治療運動療法の基本は有酸素運動など無理ない運動を継続することです。具体的には息切れしない程度の有酸素運動を1日30分以上、週3回以上を目標に行ってください。 膝が悪い場合や肥満度が高い方は、関節への負担が少ない水中歩行(プールで歩く)や、座ってできる運動をお勧めします。 また日常生活での身体活動量を増やす為に、季節が良いときは自転車や歩いて通勤する、エスカレーターを使わずに階段を使うといった工夫も重要です。



肥満症は治療が必要な病気です 行動療法

肥満症治療行動療法の基本は自身の生活習慣の問題点に気づき長期的に生活習慣の是正を行うことです。 具体的には体重を毎日決まった時間に計測し目につくところに記録する、必要以上なものを買わない、1駅手前で降りて歩く、掃除の回数を増やす、食行動質問表で自己分析をする、30回咀嚼法(一口30回噛む)です。 肥満症治療を無理せずに継続していくためには専門家である医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床心理士などに相談して進めていくことも重要です。


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1.薬物療法:肥満症治療薬ウゴービ,ゼップバウンド(マンジャロ)を用いた肥満外来

 当院では、肥満症治療薬(GLP-1受容体作動薬ウゴービ,持続性GIP/GLP-1受容体作動薬ゼップバウンド)を用いて、効果的な体重減少を目指す肥満外来を提供しています。
 ウゴービやゼップバウンド(マンジャロ)は有効な効果が期待されますが、副作用などのリスクも伴うため、慎重な経過観察が必要です。肥満症治療の基本は食事療法と運動療法にあり、これらは薬物治療を受ける際も並行して継続する必要があります。肥満外来では、これらの基本治療に加え、個々の状態を考え、有用と判断した場合は、肥満症治療薬ウゴービやゼップバウンド(マンジャロ)を用いることでさらに効率的な減量を目指します。
ウゴービ,ゼップバウンド(マンジャロ)での治療に至るまでには、医師の診察、栄養指導を含む複数回の通院が必要です。初診からウゴービ,ゼップバウンド(マンジャロ)治療開始までに最低でも6ヶ月間を要します。ウゴービ,ゼップバウンド(マンジャロ)での治療中は筋肉量の維持や増量を行うことを目指して、理学療法士による運動指導も併行します。またウゴービ,ゼップバウンド(マンジャロ)治療終了後もリバウンド防止のために定期的なフォローアップが必要となります。
 私たちは、患者さん一人ひとりの状況に合わせた、安全かつ効果的な治療プランを提案し、健康的な体重減少へと導きます。

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2.肥満外来でのウゴービ,ゼップバウンド(マンジャロ)の薬物療法は保険適応となります

下記の①、②を両方とも満たす方が
 ①高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断がなされており、いずれかの疾患で適切に治療薬の服用が行われている方。(初診時にお薬手帳もしくは現在内服している薬の詳細がわかる書類が必要です。)
 ②BMIが35 kg/㎡以上の方、もしくはBMIが27 kg/㎡以上あり2つ以上の肥満症に関連する健康障害(下記記載の11疾患の内2つ以上)を有する方。

 <肥満症に関する健康障害>
 (1)耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
 (2)脂質異常症
 (3)高血圧
 (4)高尿酸血症・痛風
 (5)冠動脈疾患
 (6)脳梗塞
 (7)非アルコール性脂肪性肝疾患
 (8)月経異常・不妊
 (9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
 (10)運動器疾患
 (11)肥満関連腎臓病

ゼップバウンドは2型糖尿病治療薬として販売中のマンジャロと同様の有効成分を含んだ肥満治療薬です。
ゼップバウンドは体重減少効果が高いことから、臨床試験を経て新たに肥満治療薬として承認されました。
※当院では自費診療はおこなっておりません。

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3.薬物療法:ウゴービ,ゼップバウンドの治療開始条件と処方可能期間

 ①ウゴービ,ゼップバウンド開始までに、医師の診察、栄養指導や運動指導を当院での初診から薬物治療開始までに最低でも6カ月間を要します。
 (他院での治療期間はカウントされません。)
 ②ウゴービ,ゼップバウンド開始後も2ヶ月に1回以上の栄養指導が必要です。
 ③ウゴービは4週間毎の処方となります。
ゼップバウンドは2週間毎の処方となります。
 ④ウゴービの最大投与期間は68週間,ゼップバウンドの最大投与期間は72週間です。
 ⑤ウゴービ,ゼップバウンドの投与終了後は経過観察をおこない、必要があると判断された場合は再投与も可能です。
【肥満外来費用】
初診:5000円~8000円 
再診:3500円~9000円 
※治療薬・検査内容により異なります

肥満治療薬ウゴービ皮下注
















肥満外来について白岩内科は肥満症治療薬ウゴービ(GLP-1受容体作動薬),ゼップバウンド(持続性GIP/GLP-1受容体作動薬)を用いて効果的な体重減少を目指します。   
画像提供:ノボノルディスクファーマ株式会社                 


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肥満症は治療が必要な病気です 外科療法

肥満症の外科療法は、BMIが35以上で内科的治療で効果が不十分な高度肥満症患者が対象です。

■スリーブ状胃切除術:胃の8割程度をバナナ状に切除し胃の容量を減らす
保険適用

■スリーブバイパス術(腹腔鏡下スリーブ・バイパス術):胃スリーブ胃切除と、胃と十二指腸をつなぎ、飲食物が通過する消化管を短縮する小腸バイパスの組み合わせ
2024年に保険適用

■ルーワイ胃バイパス術(Roux-en-Y gastric bypass: RYGB):胃を小さな袋(胃のう)に分け、小腸とつなぐ
保険適応外

◎肥満外来,GLP-1受容体作動薬ウゴービ・持続性GIP/GLP-1受容体作動薬ゼップバウンドでの治療についての詳細は以下の電話番号にてお問い合わせください。
【 TEL. 072-971-1221 】

肥満症は治療が必要な病気です用語集

GLP-1受容体作動薬:インスリン分泌を促進し血糖値を下げるだけでなく、食欲抑制やグルカゴン抑制作用などにより体重の減少も期待できます。

 GIP:グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド。インクレチンと呼ばれる小腸K細胞から分泌されるホルモンで、血糖値を調整する働きがあります。

 GLP-1:グルカゴン様ペプチド-1。インクレチンと呼ばれる小腸L細胞から分泌されるホルモンで、インスリンの分泌を促進す、グルカゴンの分泌を調整することで食欲を抑制する。

マンジャロ(チルゼパチド):2型糖尿病治療薬(注射薬)で、週1回皮下に注射し投与します。GIP/GLP-1受容体作動薬で、血糖値を下げる効果に加え、体重減少効果が期待できます。

ゼップバウンド(チルゼパチド):GIP/GLP-1受容体作動薬のチルゼパチドを主成分とする肥満症治療薬(注射薬)で、週1回皮下に注射し投与します。2.5mgから5mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mgまでの6段階の用量があります。

ウゴービ(セマグルチド):GLP-1受容体作動薬のセマグルチドを主成分とする肥満症治療薬(注射薬)で、週1回皮下に注射し投与します。 0.25mgから0.5mg、1.0mg、1.7mg 、2.4mgまでの5段階の用量があります。

BMI:BMI(Body Mass Index):体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で、肥満度や低体重(やせ)を判断する際に用いられる指標。
普通体重:BMI 18.5以上25未満
肥満:BMI 25以上

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