ゼップバウンド・マンジャロが保険適応であれば安い

ゼップバウンド・マンジャロの保険適応条件
ゼップバウンド・マンジャロ費用

【保険適応条件】
①ゼップバウンド(マンジャロ)開始までに、医師の診察、栄養指導や運動指導を当院での初診から薬物治療開始までに最低でも6カ月間を要します。
 (他院での治療期間はカウントされません。)

②ゼップバウンド(マンジャロ)開始後も2ヶ月に1回以上の栄養指導が必要です。

③ゼップバウンド(マンジャロ)は2週間毎の処方となります。

④ゼップバウンド(マンジャロ)の最大投与期間は72週間です。

⑤ゼップバウンド(マンジャロ)の投与終了後は経過観察をおこない、必要があると判断された場合は再投与も可能です。

【ダイエット外来・肥満外来費用(マンジャロ・ゼップバウンド費用含む)】
初診:5000円~8000円 
再診:3500円~9000円(マンジャロ・ゼップバウンド費用含む)
※治療薬・検査内容により異なります 保険適応であれば、ゼップバウンド(マンジャロ)を安く処方出来ます。



田辺三菱製薬 HP より引用 (https://www.mt-pharma.co.jp/news/2023/MTPC230612.html)

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ゼップバウンド・マンジャロとは

最近、GLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬が注目されています。ウゴービ、ゼップバウンド・マンジャロは、視床下部(満腹中枢)に作用し食欲を抑制し、胃の運動を抑制(胃内容物排泄遅延)、インスリン分泌を促進することで、血糖コントロールと体重減少の両方に効果があります。
GIPとGLP-1はともにインクレチンと呼ばれる消化管ホルモンです。 インクレチンには、「食欲抑制」「胃の運動抑制」という重要な作用があります。 食物が小腸を通過する際に、消化管ホルモンのGLP-1とGIPが分泌されます。 このホルモンには食事と連動し、インスリン分泌を促進させる「インクレチン効果」という作用があります。

【ゼップバウンド(マンジャロ)保険適用の条件】
 ①高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断がなされており、
いずれかの疾患で適切に治療薬の服用が行われている方。(初診時にお薬手帳もしくは現在内服している薬の詳細がわかる書類が必要です。)

 ②BMIが35 kg/㎡以上の方、もしくはBMIが27 kg/㎡以上あり2つ以上の肥満症に関連する健康障害(下記記載の11疾患の内2つ以上)を有する方。

 <肥満症に関する健康障害>
 (1)耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
 (2)脂質異常症
 (3)高血圧
 (4)高尿酸血症・痛風
 (5)冠動脈疾患
 (6)脳梗塞
 (7)非アルコール性脂肪性肝疾患
 (8)月経異常・不妊
 (9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
 (10)運動器疾患
 (11)肥満関連腎臓病

ゼップバウンドは2型糖尿病治療薬として販売中のマンジャロと同様の有効成分を含んだ肥満治療薬です。 ゼップバウンド(マンジャロ)は体重減少効果が高いことから、臨床試験を経て新たに肥満治療薬として承認されました。 ゼップバウンド(マンジャロ)の保険適応であればゼップバウンド(マンジャロ)を安く処方出来ます。
※マンジャロとは、一般名をチルゼパチドといい、劇的な体重の減量が期待できる新しい糖尿病治療薬です。 2型糖尿病の治療薬として国内で承認されており、副作用が少ない、週1回の自己注射製剤です。 インクレチンという消化管ホルモンであるGIP、およびGLP-1を配合した、世界で初めて2つのホルモン作用を併せ持つGIP/GLP-1受容体作動薬という新しい注射薬で、GIP、GLP-1受容体の両方に作用するため、従来のGLP-1受容体作動薬(リベルサス、オゼンピック、ビクトーザ、サクセンダ等)よりも更に強力なHbA1c(血糖値)改善作用・体重減少が期待されます。
糖尿病学会のガイドラインでも、生活習慣の改善を優先し、適切な場合にGLP-1を補助的に使用することが推奨されています。

ゼップバウンド・マンジャロの主な副作用

ゼップバウンド・マンジャロの主な副作用は、初回投与から1〜2週目に消化器症状の副作用である吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退、食欲不振などがでやすく、4〜6週間以内に自然軽快する傾向があります。また、低血糖や膵炎、胆嚢炎、アナフィラキシーなどの重篤な副作用も報告されていますので、症状(副作用)が気になる場合は、我慢せず注射を中止して医師に相談してください。

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)ってどんな薬?
マンジャロ効果・副作用

マンジャロ(チルゼパチド)は、2型糖尿病の治療薬として用いられるGIP/GLP-1受容体作動薬という種類の自己注射製剤となっており、週1回の皮下注射薬です。 マンジャロはインスリン分泌を促進し、血糖値を下げる効果があります。また、マンジャロは食欲を抑制し、体重減少効果も期待できるため、海外では肥満症の治療薬としても使用されています。
マンジャロの主な副作用は、初回投与から1〜2週目に消化器症状の副作用である吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退、食欲不振などがでやすく、4〜6週間以内に自然軽快する傾向があります。また、低血糖や膵炎、胆嚢炎、アナフィラキシーなどの重篤な副作用も報告されていますので、症状(副作用)が気になる場合は、我慢せず注射を中止して医師に相談してください。

■ゼップバウンドは2型糖尿病治療薬として販売中のマンジャロと同様の有効成分を含んだ肥満治療薬です。 ゼップバウンド(マンジャロ)は体重減少効果が高いことから、臨床試験を経て新たに肥満治療薬として承認され保険適応で処方が可能です。 ゼップバウンド・マンジャロの保険適応であればゼップバウンド(マンジャロ)を安く処方出来ます。

Q.マンジャロの注射を忘れた場合には、どうすればいいですか?
A.次の投与までの期間が3日(72時間)以上ある場合には、気づいた時点で打ってください。
次の投与は、予定通りの日に行います。
次の投与までの期間が3日(72時間)未満である場合には、次の投与まで打たないでください。
何かご不安なことがございましたら、お気軽に当院にお問い合わせください。

Q.1回の投与で、1週間ずっと効果が持続するのでしょうか? A.1週間効果は持続します。
ただ、ずっとインスリンが分泌される・満腹感が続くといったような効き方ではなく、血糖値が高くなった(食事をした)時だけマンジャロが作用し、血糖値の上昇の抑制、食欲減退、満腹感亢進といった効果が得られます。

Q.未使用のマンジャロは、どのように保管しておけばよいでしょうか? A.冷蔵庫のドアポケットなどで、2〜8℃かつ遮光した環境で保管します。
30℃未満の室温で保管することも可能ですが、その場合はしっかりと遮光した上で、21日以内に使用するようにしてください。夏場などは、室温での保管はしないでください。

田辺三菱製薬 HP より引用 (https://www.mt-pharma.co.jp/news/2023/MTPC230612.html)

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肥満外来・ダイエット外来の基本方針

近年、さまざまなダイエット方法が話題になっていますが、極端な糖質制限や単品ダイエット、極度な断食などは一時的に体重が減少することはあっても、健康面へのリスクが高く、長期的なリバウンドを招く可能性があります。 糖尿病治療においては、バランスの良い食事を基本に、筋肉量を維持しながら少しずつカロリー制限を行うことが重要です。
糖尿病学会や肥満学会のガイドラインでも、急激な減量ではなく、1か月に体重の1~2%減少を目指すことが推奨されています。これにより、筋肉の減少を抑え、基礎代謝の低下を防ぎ、リバウンドしにくい体作りが可能です。

正しいカロリー制限の考え方

カロリー制限は、以下のポイントに注意しながら行う必要があります。

① バランスの良い食事
• 糖質、タンパク質、脂質をバランスよく摂取する。
• 野菜や海藻類を多く取り入れ、ビタミン・ミネラルを十分に補給する。

② 過度な糖質制限は避ける
• 極端な糖質制限は一時的な減量効果はありますが、筋肉量の減少や内臓機能の低下を招くリスクがあります。
• 必要なエネルギーを確保しつつ、質の良い炭水化物(玄米、全粒粉など)を適量摂取しましょう。

③ 筋肉量の維持
• 筋肉は基礎代謝を高め、血糖の取り込みを助けます。
• タンパク質を意識した食事(魚、豆類、卵、大豆製品)を心がけ、無理のない運動を継続しましょう。

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ダイエット外来(肥満外来)の正しい進め方

① 目標設定
• 1か月に1~2%の体重減少を目指す
• 無理のないペースで、長期的な改善を意識する

② バランスの良い食事
• 1日3食を規則正しく
• 主食、主菜、副菜のバランスを意識する

③ 適度な運動の併用
• ウォーキング、軽い筋力トレーニングを取り入れる

④定期的なチェック • 体重、体脂肪率、血糖値の定期確認
• 医師との相談を通じた計画の見直し

ダイエット外来での注意点

ダイエットは一時的なものではなく、生活習慣の改善として考えることが大切です。偏った方法ではなく、正しい知識と計画的な実行で、健康的に体重を管理し、糖尿病の予防・改善を目指しましょう。

疑問点や不安な点があれば、当院の専門医にご相談ください。

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体重減少(ダイエット)がさまざまな疾患の予後改善に寄与することが、国内外の多くのガイドラインでも明記されております

近年、肥満症に関連する疾患の多様性とその重症化リスクが注目されており、体重減少(ダイエット)がさまざまな疾患の予後改善に寄与することが、国内外の多くのガイドラインでも明記されております。
特に以下のようなケースでは、減量介入が科学的に有効とされており、各科の主治医の先生方との連携によって、より包括的な診療が可能になると考えております。

• 消化器内科領域:NAFLD/NASH、脂質異常症
• 循環器内科領域:高血圧、心不全、心房細動
• 呼吸器内科領域:閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)、肥満低換気症候群(OHS)
• 腎臓内科領域:肥満関連腎症、糖尿病性腎症の進行抑制
• 整形外科領域:変形性膝関節症、慢性腰痛
• 産婦人科領域:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、不妊、妊娠高血圧症候群

 現在、肥満症に対する薬物治療として最も効果があると立証されている薬剤である、GLP-1受容体作動薬(オゼンピック、ウゴービ)やGIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ、ゼップバウンド)の保険適応での使用は、全国医療機関の1%のみでしか認められていません。
 当院は、この保険適応での治療が認められた数少ない医療機関であるが故に、大きな社会的責任を感じています。
 常勤の循環器内科専門医・糖尿病専門医に加え、約15名の管理栄養士・約12名の看護師・約6名の理学療法士等による多職種チームで医学的減量治療を肥満症治療ガイドラインに準拠した形で提供しております。
また、リバウンド対策が重要と考えられますので、長期的視野に立った対策の研究も並行して進めています。

 

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肥満症と関連する疾患における減量効果(ダイエット効果)のエビデンス

以下は、肥満症と密接に関連し、減量によって改善が期待できる疾患の一覧です。エビデンスに基づき、減量が疾患の病態改善、進行抑制、薬物負担軽減、QOL向上などに寄与するものを中心に列記します。

① 代謝系疾患
■2型糖尿病(T2DM)
• 減量によりインスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールが向上
• 耐糖能異常(IGT、IFG)
• 糖尿病への進展予防
 • Look AHEAD Study:平均8.6%の体重減でHbA1c・血圧・脂質が改善 (1)(27)
 • DiRECT Study:減量10kg以上で糖尿病寛解率46%、15kg以上で86% (2)
 • ADA 2024:5~10%の減量を明確に推奨 (3)

■ 脂質異常症
• LDLコレステロール・中性脂肪の低下、HDLの上昇
 • メタ解析:体重1kg減でLDL-C -0.8mg/dL、TG -1.5mg/dL (7)
 • 脂質異常症ガイドライン2022:体重管理を治療の柱と記載 (8)

■高尿酸血症・痛風
• 尿酸値の低下、発作頻度の減少
 • Choiらの研究:肥満と痛風発症リスクに強い相関、体重減で尿酸低下 (18)
 • メタ解析:5~10%の減量で血清尿酸値低下・発作頻度減少 (19)
 • 痛風治療ガイドライン:食事・運動・体重管理が基本 (20)

■非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD/NASH)
• 肝酵素の改善、線維化進行の抑制
 • Vilar-GomezらのRCT:体重減少7%以上でNASH改善(9)
 • 日本肝臓学会ガイドライン:減量7〜10%を治療目標と明記 (10)

② 循環器系疾患
■高血圧症
• 減量1kgあたり1mmHg程度の降圧効果があるとされる
 • メタ解析:平均5.1kgの減量でSBP -4.4mmHg、DBP -3.6mmHgの降圧効果 (4)
 • JSH2023:体重減少を第一選択の生活習慣改善として位置づけ (6)

■冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)
■心不全(特にHFpEF)
■ 心房細動(AF)
• 減量により再発率低下の報告あり
 • LEGACY Study:体重10%以上の減量でAF再発率が半減 (24)
 • KitzmanらのRCT:HFpEFにおける運動+減量で運動耐容能・QOLが改善 (25)
 • ESCガイドライン2020:心血管合併症予防に減量が重要と明記 (26)

③ 呼吸器系疾患
■閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)
• 減量によりAHI(無呼吸低呼吸指数)が大幅改善
• 肥満低換気症候群(OHS)
• 呼吸不全の改善
 • TuomilehtoらのRCT:体重減でAHIが有意に改善 (11)
 • メタ解析:体重10%減でAHIが26%減少 (12)
 • AASM/ATSガイドライン:減量介入を強く推奨(Grade A) (13)

④ 整形外科系疾患
■ 変形性膝関節症・股関節症
• 減量により関節負荷軽減、疼痛・可動域改善
■腰椎症(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症)
 • RCT(Messierら):体重10%減で疼痛と機能スコアが改善 (14)(29)

⑤ 生殖・内分泌疾患
■多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
• 排卵障害・月経異常・不妊の改善
• 男性不妊(精子機能低下)
• 性腺機能低下症(男性・女性とも)
2.多嚢胞性卵巣症候群における肥満及び体重減少  •複数の試験で、5〜10%の体重減少が心血管疾患、2型糖尿病、多嚢胞性卵巣症候群における内分泌及び生殖パラメータのリスク因子の減少に有効であることが報告されている(28)
 • 日本産科婦人科学会ガイドライン:生活習慣改善として減量を基本とする (17)

⑥ 悪性腫瘍の発症リスク低下(疫学的に示唆)
• 子宮体がん
• 乳がん(閉経後)
• 大腸がん
• 食道腺がん
• 膵がん など

⑦ 精神・神経疾患
■うつ病・不安障害
• 自尊感情やQOLの向上を通じて間接的に改善
• 軽度認知障害(MCI)
• メタボリックドミノの予防として注目

⑧ 腎疾患
■肥満関連腎症(Obesity-related glomerulopathy)
• 糖尿病性腎症の進行抑制
 • Look AHEADサブ解析:体重減少によりeGFR低下速度の抑制 (21)
 • メタ解析(Navaneethanら):肥満外科でAlb尿の改善を確認 (22)
 • CKD診療ガイドライン2023:体重管理を重要な介入項目として記載 (23)

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引用・参考文献

下記ホームページも併せてご参照ください。 詳しい情報や最新情報などを閲覧することができます。


1. Look AHEAD Research Group. N Engl J Med. 2013;369(2):145-154.


2. Lean MEJ, et al. Lancet. 2018;391(10120):541–551.


3. ADA. Standards of Medical Care in Diabetes—2024.


4. Neter JE, et al. Hypertension. 2003;42(5):878–884.


6. 日本高血圧学会. 高血圧治療ガイドライン 2023.


7. Dattilo AM, Kris-Etherton PM. Am J Clin Nutr. 1992;56(2):320–328.


8. 日本動脈硬化学会. 脂質異常症診療ガイドライン 2022.


9. Vilar-Gomez E, et al. Gastroenterology. 2015;149(2):367–378.


10. 日本肝臓学会. NAFLD/NASH診療ガイドライン 2020.


11. Tuomilehto HP, et al. Am J Respir Crit Care Med. 2009;179(4):320–327.


12. Phillips CL, et al. Sleep. 2011;34(7):939–944.


13. AASM/ATS. Clinical Practice Guidelines for OSA. 2019–2023.


14. Messier SP, et al. Arthritis Rheum. 2004;50(5):1501–1510.


17. 日本産科婦人科学会. PCOS診療ガイドライン 2019.


18. Choi HK, et al. JAMA. 2005;293(3):289–293.


19. Zhu Y, et al. Rheumatology (Oxford). 2021;60(4):1718–1730.


20. 日本痛風・核酸代謝学会. 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 2022.


21. Wing RR, et al. Clin J Am Soc Nephrol. 2011;6(11):2570–2577.


22. Navaneethan SD, et al. Clin J Am Soc Nephrol. 2009;4(11):1990–2000.


23. 日本腎臓学会. CKD診療ガイドライン 2023.


24. Pathak RK, et al. J Am Coll Cardiol. 2015;66(24):2889–2897.


25. Kitzman DW, et al. JAMA. 2010;304(11):1170–1179.


26. ESC/EASD. Guidelines on Diabetes, Pre-Diabetes and Cardiovascular Diseases. 2020.


27. Curr Nutr Rep. 2014December ; 3(4): 387–391.


28. Diabetes & MetabolicSyndrome: Clinical Research& Reviews 11S (2017)S429–S432


29. R. Christensen M.Sc. et al. OsteoArthritis and Cartilage (2005) 13, 20-27.


日本糖尿病学会 編. 糖尿病診療ガイドライン2024. 南江堂


日本肥満学会 編. 肥満症診療ガイドライン2024.コンパス出版局


GLP-1受容体作動薬の臨床的効果• 荒木厚子, 田村哲也「GLP-1受容体作動薬の肥満症への効果」 • 日本内分泌学会雑誌, 2024年


健康的な食事とカロリー制限の効果• World Health Organization (WHO)「Healthy Diet Facts」


運動と筋肉維持に関する指針• American Diabetes Association (ADA)「Standards of Medical Care in Diabetes 2024」

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ダイエット外来に関連する用語集

GLP-1受容体作動薬:インスリン分泌を促進し血糖値を下げるだけでなく、食欲抑制やグルカゴン抑制作用などにより体重の減少も期待できます。

 GIP:グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド。インクレチンと呼ばれる小腸K細胞から分泌されるホルモンで、血糖値を調整する働きがあります。

 GLP-1:グルカゴン様ペプチド-1。インクレチンと呼ばれる小腸L細胞から分泌されるホルモンで、インスリンの分泌を促進す、グルカゴンの分泌を調整することで食欲を抑制する。

マンジャロ(チルゼパチド):2型糖尿病治療薬(注射薬)で、週1回皮下に注射し投与します。GIP/GLP-1受容体作動薬で、血糖値を下げる効果に加え、体重減少効果が期待できます。

ゼップバウンド(チルゼパチド):GIP/GLP-1受容体作動薬のチルゼパチドを主成分とする肥満症治療薬(注射薬)で、週1回皮下に注射し投与します。2.5mgから5mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mgまでの6段階の用量があります。

ウゴービ(セマグルチド):GLP-1受容体作動薬のセマグルチドを主成分とする肥満症治療薬(注射薬)で、週1回皮下に注射し投与します。 0.25mgから0.5mg、1.0mg、1.7mg 、2.4mgまでの5段階の用量があります。

BMI:BMI(Body Mass Index):体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で、肥満度や低体重(やせ)を判断する際に用いられる指標。
普通体重:BMI 18.5以上25未満
肥満:BMI 25以上

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