むくみ(浮腫)の原因・病気

むくみ(浮腫)の原因は、塩分の摂りすぎ、ビタミン、ミネラル、タンパク質の不足、長時間の立ち仕事や座り仕事による血行不良、運動不足、体温調節機能などです。

むくみ(浮腫)の状況が続くと低下皮膚や皮下組織に余分な水分が溜まって体が腫れぼったく感じます。むくみに関連する病気(原因)としては心不全などの心臓の病気、腎不全やネフローゼ症候群などの腎臓の病気、肝硬変などの肝臓の病気、甲状腺の病気などが考えられます

むくみ(浮腫)の原因となる病気には、心臓病(心不全)、腎臓病(腎不全・ネフローゼ症候群)、肝臓病(肝硬変)やリンパ浮腫、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤などがあります。 全身にむくみがある場合は心臓病(心不全)や腎臓病(腎不全・ネフローゼ症候群)、肝臓病(肝硬変)などの病気(原因)が考えられ、足だけにむくみがある場合は血栓や局所的な炎症などの病気(原因)が考えられます

むくみ(浮腫)の原因・病気:むくみには様々な種類がありからだの左右両側でむくむ(全身に起きる場合) 全身性・両側性(りょうそくせい) のむくみや、からだの片側だけ、局在性・片側性(へんそくせい)のむくみ、指で数秒間押して放したとき、へこんでしばらく元に戻らない 圧痕性(あっこんせい)や、すぐに元に戻って跡が残らない 非圧痕性(ひあっこんせい)のむくみがあります

全身性・両側性のむくみで圧痕性の場合、心臓、肝臓や腎臓などの病気(原因)が疑われます。
むくみと合わせて呼吸が苦しい、息切れ、動悸、胸痛、尿の出が悪い、疲れやすいといった症状があるときは、病院への受診をお勧めします

全身性・両側性のむくみで非圧痕性の場合、甲状腺機能低下症などの病気(原因)が疑われます。
むくみと合わせて、寒がりになる、皮膚の乾燥、汗をかきにくくなる、便秘、むくみ、体重増加、眠たくなるなどの症状が現れます

局在性・片側性のむくみで圧痕性の場合、深部静脈血栓症、いわゆるエコノミークラス症候群などの病気(原因)が疑われます

局在性・片側性のむくみで非圧痕性の場合、血管性浮腫、じんま疹などの病気(原因)が疑われます

むくみ(浮腫)の原因・病気:血行不良や塩分・アルコールの過剰摂取などによる一時的なむくみ

■一時的なむくみ(浮腫)
‐長時間同じ姿勢でいることによる血行不良:デスクワークなど長時間同じ姿勢でいると、ふくらはぎの血液が心臓に戻りにくくなり、血流が滞ることでむくみが起こる

‐塩分・アルコールの過剰摂取:過剰な塩分を接種で、塩分濃度を薄めるために体は水分を溜め込むことでむくみが起こる

むくみ(浮腫)の原因・病気:睡眠不足や生理などによる一時的なむくみ

‐睡眠不足や疲労:自律神経の乱れや血行不良を引き起こし、体内の水分・老廃物の代謝が悪化するためむくみが起こる

‐運動不足:ふくらはぎの筋肉が血液を心臓へ送り戻すポンプの役割をしていますが、運動不足になると筋力が低下し機能が弱まることで水分が溜まりやすくなりむくみが起こる

‐生理によるホルモン変化:生理前に増える黄体ホルモンや、妊娠中のホルモンの影響で自律神経が乱れる血行が悪くなることでむくみが起こる

むくみ(浮腫)の原因・病気:心不全などの心臓の病気

‐むくみ(浮腫)の原因・病気として心不全などの心臓の病気が疑われます。
心不全などで心臓の機能が低下すると全身に十分な血液を送れなくなります。十分な血液を送り出せなくなると心臓に戻る道中で血液が滞留し、静脈圧が上昇します。(下半身の静脈に血液が溜まりやすい)静脈圧の上昇が原因で、血液中の水分や塩分が毛細血管から組織間に漏れ出し、むくみが現れます。 また、血液の循環が悪くなることで腎臓に十分な血液が流れず、尿を作る機能が低下し、体内に水分が溜まりむくみが起こります。

むくみ(浮腫)の種類:心不全などの心臓の病気
心不全によるむくみの種類として主に両足、特に足首や足の甲に見られます。夜になるとむくみが悪化する傾向があります。 むくみの症状と合わせて体重の増加、息切れ、動悸、疲れやすさ、倦怠感などがある場合には心不全を疑います。

むくみ(浮腫)の原因・病気:腎不全やネフローゼ症候群などの腎臓の病気

‐むくみ(浮腫)の原因・病気として腎不全やネフローゼ症候群が疑われます。
腎不全やネフローゼ症候群などの腎臓の病気:腎不全やネフローゼ症候群などで腎臓機能が低下すると老廃物や余分な水分・塩分が尿として体外へ排出する量が低下し、体内に水分や塩分が溜まり、細胞の間に水分が過剰に貯留することでむくみが現れます。 またネフローゼ症候群などでは血液中のタンパク質(アルブミン)が減少すると、体内の水分バランスが崩れ血管内の水分が細胞間の間質液に移動し、むくみが起こります。

むくみ(浮腫)の種類:心腎不全やネフローゼ症候群
腎不全やネフローゼ症候群によるむくみの種類として、左右対称のむくみ、足や顔がむくみやすいのが特徴です。
腎不全やネフローゼ症候群が悪化すると、全身(手、腰、背中、陰部など)がむくむこともあり、むくみを放置すると胸水や腹水が生じ、呼吸困難や腹部の張りを引き起こす場合があります。
足のむくみ:では足の甲のむくみ
顔のむくみ: 朝、まぶたのむくみ

むくみ(浮腫)の原因・病気:肝硬変などの肝臓の病気

‐むくみ(浮腫)の原因・病気として肝硬変などの肝臓の病気が疑われます。
肝硬変などの肝臓の病気:肝硬変などで肝機能が低下すると、血液中の水分バランスを保つアルブミンというタンパク質が十分に作られなくなります。アルブミンの不足(アルブミンは血管内に水分を保持する役割がある)により血液の浸透圧が低下し血管内の水分が血管の外に漏れ出しむくみや腹水が起こります。 また肝硬変になると肝臓が硬くなり血流が悪化し、腹部に水がたまる腹水が生じます。

むくみ(浮腫)の種類:肝硬変などの肝臓の病気
肝硬変などの肝臓の病気によるむくみの種類として下肢浮腫や腹水が現れるのが特徴です。 腹水が進行すると、全身のむくみだけでなく、胸水が溜まって息切れなどの症状も現れます。

むくみ(浮腫)の原因・病気:甲状腺の病気

‐むくみ(浮腫)の原因・病気として甲状腺の病気である甲状腺機能低下症が疑われます。
甲状腺の病気:甲状腺ホルモンが不足する(甲状腺機能低下症:粘液水腫)ことで体の代謝機能が低下し、水分や物質が体内に溜まることでむくみが生じます。

むくみ(浮腫)の種類:甲状腺の病気(甲状腺機能低下症)
甲状腺の病気(甲状腺機能低下症によるむくみの種類として、顔、まぶた、舌などのむくみと合わせて、声のかすれや体重増加、倦怠感、寒がりといった症状が現れます。

むくみ(浮腫)の原因・病気:リンパ浮腫

‐むくみ(浮腫)の原因・病気としてリンパ浮腫が疑われます。
リンパ浮腫:リンパ液の流れが滞ることでリンパ液が組織に溜まり、むくみが現れます。 ※原発性(一次性)リンパ浮腫:生まれつきリンパ管やリンパ節の発育が悪い
※続発性(二次性)リンパ浮腫:がん治療や手術が原因

むくみ(浮腫)の種類:リンパ浮腫
リンパ浮腫によるむくみの種類として、主に片側の腕や脚で現れ、むくみと同時にだるさやむくんだ部位が重く感じます。むくみを放置すると皮膚が硬くなるのが特徴です。

むくみ(浮腫)の原因・病気:深部静脈血栓症

‐むくみ(浮腫)の原因・病気として深部静脈血栓症が疑われます。
深部静脈血栓症(DVT):深部静脈血栓症(DVT)は足の深部静脈に血栓ができる病気です。深部静脈血栓により血液が悪くなり足がむくみます。

むくみ(浮腫)の種類:深部静脈血栓症
深部静脈血栓症によるむくみの種類として、片足だけ急にむくみが現れる、夕方になるとむくみが強くなる、腫れや痛みが伴う、ふくらはぎにむくみが現れる。 むくみと合わせて皮膚が赤紫色、茶色に変色する、皮膚が暑くなる、冷たくなる、皮膚が乾燥してかゆくなる、下肢(足)がだるい、疲れやすいなどの症状が深部静脈血栓症特徴です。

むくみ(浮腫)の原因・病気:下肢静脈瘤

‐むくみ(浮腫)の原因・病気として下肢静脈瘤が疑われます。
下肢静脈瘤:下肢静脈瘤によるむくみは足の静脈にある逆流防止弁が壊れることで血液が逆流し、心臓に戻る流れが悪くなり、足に血液が溜まりまりむくみが現れます。

むくみ(浮腫)の種類:下肢静脈瘤
下肢静脈瘤によるむくみの種類として、むくみだけでなく、だるさ、こむら返り、皮膚の黒ずみ、潰瘍などの症状を引き起こすことがあります

むくみ(浮腫)の症状:受診するべき?

むくみ(浮腫)の症状:受診するべきポイント:
■むくみが数日・数週間と長く続いている場合や体重が急に増えた、息切れがある、むくんでいる部位に痛みがある場合は、心臓病(心不全)、腎臓病(ネフローゼ症候群や腎不全)、肝臓の病気などが原因となっている可能性があります。指で押した跡がなかなか戻らないむくみや、片方の足だけむくみ場合、むくみと合わせて息切れや胸の苦しさを伴う場合は早めに医療機関に受診ください

■足だけでなく、顔やまぶた、腕など広範囲にむくみがある場合や、皮膚を押してもへこんで元に戻るのに時間がかかる場合には、心臓病(心不全)、腎臓病(ネフローゼ症候群や腎不全)、肝臓の病気などや低栄養、ホルモンの異常、薬の副作用などが原因の可能性があります。早めに医療機関に受診ください

■片足だけ、または両足のむくみに左右差がある場合には、深部静脈血栓症、リンパ浮腫、感染症、蜂窩織炎、または炎症などが原因として考えられ、命に関わる重篤な病気の可能性があるので早めに医療機関に受診ください

むくみの予防と対策,解消,

むくみの予防と対策,解消方法として塩分と水分の摂取バランスを適切に保つこと、適度な運動とストレッチで筋肉を動かすこと、カリウムを豊富に含む食品(バナナ、アボカド、ほうれん草、じゃがいも、さつまいも、海藻類など)を摂取すること、足を心臓より高くして休むこと、ふくらはぎを中心に軽くマッサージしたり、着圧ソックス、弾性ストッキングの着用も有効です。長時間の同じ姿勢は避け、立ち仕事やデスクワークの合間に、足を曲げ伸ばしたり、立ち上がったりする機会をつくりこまめに体を動かす習慣をつけましょう。

《循環器内科・腎臓内科のネット予約》

むくみ(浮腫)の原因・病気に関する用語集

ネフローゼ症候群:ネフローゼ症候群は、腎臓の機能が低下し、尿に大量のタンパク質が漏れ出て、血液中のタンパク質が減る(低タンパク血症)ことで、全身のむくみ(浮腫)や高コレステロール血症を引き起こす病気です。 

心不全:心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送れなくなる状態を指し、特定の病気ではなく、心臓病によって引き起こされる症候群です。

引用・参考文献

下記ホームページも併せてご参照ください。 詳しい情報や最新情報などを閲覧することができます。


ヘルスラボ:むくみ.


厚生労働省:血管性浮腫.


厚生労働省:エコノミークラス症候群の予防のために


日本健康倶楽部:むくみ


武田薬品工業:むくみ


国立長寿医療研究センター:足の腫れ・むくみ


ヘルスケアーラボ:むくみ 女性の健康教室


大正製薬:脚のむくみを解消して


ソニー生命:むくみは「脂肪が水浸し」の状態⁉


タニタ:むくみが原因で太る!? 食べ物、飲み物、マッサージで冬のむくみ対策


日本調剤:むくみの原因と対策を知ろう!【栄養だより2021年10月号】


全国健康保険協会:むくみ


管工業健康保険組合:夏のむくみを解消しよう


森永製菓:むくみの原因とケア方法について解説

このページの先頭へ