糖尿病検査と糖尿病合併症検査

糖尿病検査と糖尿病合併症検査 

糖尿病検査は血液検査(血糖値、HbA1c、OGTT)と尿検査(尿糖、尿蛋白)を行います。 糖尿病合併症検査は血液検査と尿検査で糖尿病性腎症を、眼底検査で糖尿病性網膜症を、振動覚、アキレス腱反射で糖尿病性神経障害の検査を行います。 また大血管障害(脳梗塞、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症)リスクは頚動脈エコーや心電図、ABI(足関節上腕血圧比)、血液検査でチェックします。

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糖尿病検査

糖尿病検査は、1回の検査結果だけでは確定せず、原則として同一の検査を別の日に再検査し、いずれも基準を満たすことで糖尿病と診断されます。ただし、多飲・多尿・体重減少などの典型的な症状があり、随時血糖値が200mg/dL以上の場合などは、1回の検査結果で診断が確定することもあります。

空腹時血糖値での診断

・空腹時血糖値≧126mg/dL
食事2時間血糖値(OGTT2時間値)での診断

・食事2時間血糖値(OGTT2時間値)≧200mg/dL
随時血糖値での診断

・随時血糖値≧200mg/dL
HbA1cでの診断

・HbA1c≧6.5%

糖尿病検査 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

糖尿病検査でよく耳にするHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは、直近1~2ヶ月の平均血糖値を反映する検査の事です。 HbA1cとは、血液中のヘモグロビンに結合したブドウ糖の割合を示します。
HbA1cの正常値は通常4.6%〜6.2%とされています。

糖尿病検査 OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)

糖尿病検査でOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)を行うことで血糖値スパイクの診断が可能です。血糖値スパイクの特徴として、食後の強い眠気や疲労感、集中力の低下やイライラ、めまい、動悸、頭痛、 食後に空腹感を強く感じるなどがあります。ひどくなると気絶、意識障害を起こすこともあります。また血糖値スパイクにより糖尿病発症リスクが高まります。

血糖値・ HbA1c
空腹時血糖値 ≧126mg/dL
食事2時間血糖値 ≧200mg/dL
随時血糖値 ≧200mg/dL
HbA1c ≧6.5%


※高血糖
血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が正常範囲よりも高くなっている状態を指します。
血糖の正常値は、空腹時で70~100mg/dL、食後で140mg/dL未満です。
高血糖は糖尿病の主な症状の一つで放置すると網膜症、腎症、神経障害などの糖尿病合併症(しめじ)を引き起こします。 高血糖は、食事や運動習慣、遺伝的要因など様々な要因によって引き起こります。
食事で血糖を下げるには、食物繊維を豊富に含む食品を優先的に摂取し、糖質の吸収を緩やかにすることで血糖値の上昇を抑えることができます。
運動で血糖を下げるには、有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせることで、より効果的に血糖値を下げることができます。

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糖尿病検査 Cペプチド(CPR)

糖尿病検査のCペプチド(CPR)検査は、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリン量を測る検査です。インスリンの分泌能「内因性インスリン」で1型糖尿病・2型糖尿病の診断や糖尿病治療に必要な検査です。

糖尿病検査 HOMA-β(ホーマベータ)検査 

糖尿病検査のHOMA-β(ホーマベータ)検査は、空腹時血液データから、膵臓のインスリンの分泌能「内因性インスリン」を評価する指標です。1型糖尿病・2型糖尿病の診断や糖尿病治療に必要な検査です。

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糖尿病合併症検査 糖尿病性網膜症検査 

糖尿病合併症検査の眼底検査は「糖尿病網膜症」を早期発見するための検査です。網膜の血管を観察し、出血や白斑、新生血管をチェックします。糖尿病網膜症は自覚症状がなく突然視力が低下することがあります。糖尿病と診断されたら、 糖尿病網膜症でなくても年に1回の眼科受診をお勧めします。

糖尿病合併症検査 糖尿病性腎症検査 

糖尿病合併症検査で糖尿病性腎症検査は尿検査で「微量アルブミン」、血液検査で「eGFR」や「クレアチニン」を計測して糖尿病性腎症のステージを評価します。

糖尿病合併症検査 糖尿病性神経障害検査 

糖尿病合併症検査で糖尿病神経障害検査はアキレス腱反射、音叉による振動覚、モノフィラメントでの触覚を行い感覚障害や自律神経障害をチェックします。 糖尿病と診断されたら、 糖尿病神経障害がなくても年に1回の神経障害検査をお勧めします。

糖尿病合併症検査 糖尿病性大血管障害 

糖尿病合併症検査で頸動脈エコー検査は、糖尿病による動脈硬化の進行度を頸動脈で評価します。血管の厚さ(IMT)やプラークの有無を観察し、脳梗塞や心筋梗塞などの大血管障害をチェックします。 また血圧脈波検査(CAVI)やABI(足関節上腕血圧比)を行うことで心臓から足首までの血管の硬さ(血管年齢)を測定し、下肢の動脈の狭窄や閉塞(閉塞性動脈硬化症)、動脈硬化の進展度や、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを評価します。 心臓エコーや心電図は、動脈硬化によって引き起こされる狭心症、心筋梗塞や、心臓の自律神経障害を早期に発見するために非常に重要な検査です。 糖尿病と診断されたら、 1〜2年に1回程度心臓エコー、心電図、頸動脈エコー検査や血圧脈波検査(CAVI)、ABI(足関節上腕血圧比)を実施し、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などの大血管障害の早期発見に繋げることをお勧めします。

糖尿病の原因・症状

糖尿病の原因
・食生活の乱れ ・運動不足 ・遺伝的要因 ・加齢やストレス ・自己免疫異常(1型)など

糖尿病の症状
・口渇(のどが渇く) ・多飲・多尿(尿の量が増える、トイレが近い、1時間に1回以上、夜間頻尿)・尿が泡立つ ・体重減少(食べても痩せる、食べても体重が減る) ・倦怠感(疲れやすさ・疲労感)・手足の痺れ(寝起きの手足の痺れ)・足がつる(夜中に足がつる、こむらがえり)・手足の冷え・目のかすみ・皮膚の痒み・乾燥肌

糖尿病の治療

糖尿病の治療は、食事療法、運動療法、薬物療法の3本柱があり、高すぎる血糖値を正常域まで低下させ、合併症を防ぐことを目的としています。

糖尿病の食事療法

食べてはいけないものはありませんが、自分に合った分量で、バランスのとれた食事にする必要があります。食事療法は糖尿病治療の基本となるものです。

糖尿病の運動療法

運動療法は食事療法と並んで重要な治療になります。筋肉を減らさず脂肪を減らし、健康的な体質改善をするとともに、カロリーを消費する事で直接的に血糖を下げることが重要です。また、運動によりインスリンの働きが良くなるといったメリットもあります。しかし、急な激しい運動は、病状によっては合併症を悪化させる場合もあるため、医師の判断による運動処方が必要です。

糖尿病の予防・治療の日常生活での注意点

バランスのとれた食事 ・運動習慣(ウォーキングなど) ・薬の飲み忘れ防止 ・ストレス管理、禁煙、定期的な健康診断を行う。

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当院での取り組み(糖尿病の予防・治療)

白岩内科医院では、複数の日本糖尿病学会認定糖尿病専門医や指導医が、糖尿病に関する診療全般を包括的に担っています。さらに、国立病院機構大阪医療センターの加藤研医師が、1型糖尿病専門外来のために先進医療外来を担当し、先進的な治療にも対応しています。 また、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、看護師などの多職種が連携し、食事指導や運動療法、フットケア、薬物管理など、患者さん一人ひとりに応じたサポートを継続的に提供しています。

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引用・参考文献

下記ホームページも併せてご参照ください。 詳しい情報や最新情報などを閲覧することができます。