整形外科的視点と総合内科的アプローチの融合による骨粗鬆症専門外来
~整形外科的視点と総合内科的アプローチの融合による包括的治療~
医療法人白岩内科医院では、骨粗鬆症専門外来を設置し、整形外科的知見と糖尿病内科・循環器内科・腎臓内科・総合内科の専門性を組み合わせた、多面的かつ丁寧な診療を行っています。
骨粗鬆症は“骨の生活習慣病“
骨粗鬆症は、加齢や閉経、糖尿病・慢性腎臓病・動脈硬化などの基礎疾患に伴って進行することが多く、骨折による寝たきりや認知機能低下の原因にもなります。当院では、こうしたご高齢者の複雑な病態を総合的に評価し、単なる投薬にとどまらない診療を提供しています。
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骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは
骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは加齢、エストロゲン不足(女性ホルモンの減少)、ビタミンDやカルシウムの摂取不足や病気(慢性腎臓病、内分泌疾患、甲状腺機能亢進症、糖尿病、多発性骨髄腫、関節リウマチ)によって骨の量が減り、その結果骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。骨がもろくなるとつまずいて手や肘をついた時や(橈骨遠位端骨折)、転倒して足の付け根や太ももの付け根を骨折 (大腿骨頚部骨折)したり、くしゃみをした時などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。また体の重みで骨がつぶれてしまうこともあります(脊椎の圧迫骨折)。
※脊椎の圧迫骨折:特に高齢者、閉経後の女性に多く圧迫骨折になると背中が丸くなり内臓が圧迫される為、消化不良、便秘、胸焼け等の症状がでます。
骨粗鬆症(骨粗しょう症)の症状
骨粗鬆症(骨粗しょう症)は初期自覚症状がほとんどなく、骨折をして初めて気づく人が多い疾患です。しかし、骨粗鬆症が進行すると背中や腰の痛み、背中や腰の曲がり、身長の低下といった症状が現れます。
また食欲減退(お腹がすぐいっぱいになる)、倦怠感や息切れ、重いものを持ったり、立ち上がるときに腰が痛むなどの症状が現れたり、ちょっとした衝撃(つまずいて手や肘をついた時、くしゃみをした時)で骨折するリスクがあるので、特に高齢者や閉経後の女性は注意が必要です。
骨粗鬆症(骨粗しょう症)の診断
DXA法(Dual-energy X-ray Absorptiometry:二重エネルギーX線吸収法 )やMD法(微小濃度測定法)などを用いて骨粗鬆症(骨粗しょう症)の診断を行います。さらに院内で迅速に血液検査(腎機能・電解質・骨代謝マーカー等)を実施することで、治療薬の副作用を即座に把握し、薬剤の至適容量をきめ細かく調整することが可能です。
■DXA法(二重エネルギーX線吸収法)は2種類の異なるエネルギーのX線を照射し、骨を通過するX線量を測定することで、骨密度の違い(骨成分の密度)を計測します。骨折リスクの高い背骨(腰椎)や太もも、足の付け根(大腿骨)のつけ根の骨密度や全身の骨密度を測定し、骨粗鬆症の診断します。
DXA法(二重エネルギーX線吸収法)は骨粗鬆症(骨粗しょう症)の診断だけでなく、骨粗鬆症(骨粗しょう症)の治療効果の評価にも用いられ、日本骨粗鬆症学会の「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』でもDXA法(二重エネルギーX線吸収法)での診断が推奨されています。
※当院のX線骨密度測定装置【DXA法:ALPHYS LF】:広角ファンビーム方式によりビームの歪みを抑え、より信頼性の高い骨密度測定が可能。
■MD法は手首(第2中手骨)の骨密度をX線で測定し、MD法はアルミニウム板と同時にX線撮影し、主に指の骨とアルミニウム板の濃度を比較して骨密度を測定します。
DEXA法に比べて精度は低いものの、簡易な為DEXA法のスクリーニング検査として用いられることもあります。
骨粗鬆症治療は 多職種によってサポートします
骨粗鬆症治療は、整形外科医、内科医のみならず、管理栄養士・理学療法士・薬剤師を含むチーム医療で支えています。
• 管理栄養士によるカルシウム・ビタミンD・たんぱく質を意識した食事療法の提案
• 理学療法士による転倒予防と筋力維持を目的とした運動療法の指導
• 薬剤師によるポリファーマシー(多剤併用)管理や副作用チェック
骨粗鬆症専門外来の骨粗鬆症治療薬(イベニティ・フォルテオ)
骨粗鬆症は糖尿病・高血圧・脂質異常症や心臓病(心不全・不整脈・心筋梗塞など)、腎臓病(腎障害)など慢性疾患と併存することが多く、それぞれの病態を熟知した内科医(糖尿病内科専門医・循環器内科専門医・総合内科専門医)が継続的に評価・治療(治療薬を選択)します。他科との連携も重視し、必要に応じて整形外科専門医が整形外科的手術対応を判断し、他医療機関との紹介連携もスムーズに行える体制を整えています。
【骨粗鬆症の治療薬】
■骨の吸収を抑える薬:ビスホスホネート製剤(フォサマック錠、ボナロン錠、ボンビバ錠など)、抗RANKL抗体製剤(プラリア皮下注60mg、ランマーク皮下注120mg)などが用いられます。ビスホスホネート製剤(フォサマック錠、ボナロン錠、ボンビバ錠など)や抗RANKL抗体製剤(プラリア皮下注60mg、ランマーク皮下注120mg)は、骨を溶かす細胞(破骨細胞)の働きを弱め、骨密度を増加させるます。
※プラリア皮下注:プラリア皮下注は骨を壊す過程(骨吸収)を亢進させるRANKリガンド(RANKL)という物質の働きを阻害し骨量などを改善する注射薬です。
プラリア皮下注は骨粗鬆症の治療や関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制を目的として、上腕、大腿、腹部などに皮下注射で投与される薬剤です。用法は医療機関で6ヶ月に1回皮下注射しますが、骨びらんの進行が著しい場合は3ヶ月に1回に短縮されることもあります。
プラリア皮下注費用(薬剤費):3000円/回(1割負担)、9000円/回(3割負担)
プラリア皮下注は半年に1回の投与で、最大投与期間の設定がなく長期間にわたって投与が可能です。
■骨形成を促進する薬:テリパラチド製剤(フォルテオ皮下注、オスタバロ皮下注、テリボン皮下注)、ロモソズマブ製剤(イベニティ皮下注)などが用いられます。テリパラチド製剤(フォルテオ皮下注、オスタバロ皮下注)やロモソズマブ製剤(イベニティ皮下注)は、骨芽細胞の分化促進や増殖作用を介して骨形成を促進します。
※フォルテオ皮下注:フォルテオ皮下注は骨形成を促し、骨密度を改善することで骨折リスクを低下させる注射薬です。
フォルテオ皮下注は自宅(在宅自己注射)で1日1回腹部や大腿部皮下に注射する薬で、投与期間の上限は24ヶ月です。
※イベニティ皮下注:イベニティ皮下注は骨形成を抑える因子となるスクレロスチンという物質の働きを抑える(抗スクレロスチン抗体製剤)ことで、骨形成を促進し、骨量の減少を抑え、骨密度を増やして骨折を予防する注射薬です。
イベニティ皮下注は骨折リスクが高い骨粗鬆症の治療薬で、1ヶ月に1回、12ヶ月間(投与期間の上限)医療機関で皮下に注射します。
イベニティ皮下注費用(薬剤費):5000円/回(1割負担)、15000円/回(3割負担)
イベニティ皮下注は最大12か月(12回)の投与が可能です。
※オスタバロ皮下注:オスタバロ皮下注は骨芽細胞の機能を活性化し骨をつくる過程である骨形成を促進させることで骨粗鬆症による骨折リスクを低下させる注射薬です。
オスタバロ皮下注は骨折リスクが高い骨粗鬆症の治療薬で、1日1回、18ヶ月間(投与期間の上限)自宅(在宅自己注射)で腹部(おへその周り)皮下に注射します。
■その他の骨粗鬆症薬:活性型ビタミンD、ビタミンK2、カルシウム剤、SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)なども用いられることがあります。
骨粗鬆症専門外来の骨粗鬆症の予防
【骨粗鬆症の食事療法】
■骨粗鬆症の食事療法では、骨の主成分であるカルシウムを積極的に摂取するとともに、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの摂取も重要です。また骨の形成や構成を良くするためにビタミンK、タンパク質も摂取してください。
またバランスの良い食事を心がけることと、リン、食塩、カフェイン、アルコールなどの過剰摂取を避け、適度な運動を併用することで骨密度を維持・向上させてください。
【骨粗鬆症の運動療法】
■骨粗鬆症の運動療法では、運動することで骨に刺激を与え(負荷運動)、骨密度を高めます。ウォーキング、階段の上り下り、ジョギング、水泳、筋力トレーニングなどが効果的です。また転倒予防(骨折予防)としてバランス運動も重要です。
「骨を守ることは、人生を守ること」
当院では、骨粗鬆症の治療を単なる骨の問題としてではなく、全身の健康と生活の質(QOL)を守るための総合医療と捉えています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
首・腰・背中・肩・膝・足・手・肘の痛みでお悩みありませんか
「首の痛み」
首が痛い・首がこる・首を寝違えた・首が動かしにくい・めまいや頭痛や吐き気がする・首から手がしびれている・姿勢が悪い気がする
【代表的な疾患】
後縦靭帯骨化症・頸椎症性脊髄症・頸椎症性神経根症・頚椎椎間板ヘルニア・ストレートネック・斜頸・むちうち (頸椎捻挫・外傷性頸部症候群)
ストレートネック:ストレートネックは長時間のスマートフォン使用や、パソコン使用、不自然な姿勢などが原因で本来S字を描いている頸椎(首の骨)が真っ直ぐになってしまう状態です。ストレートネックは肩こり、首周辺のこり、頭痛、耳鳴り、眼精疲労などの症状が特徴です。
ストレートネックが重症化すると手足の痺れ、めまい、イライラしたり不眠、抑鬱など自律神経が乱れることもあります。
椎間板ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア・頸椎椎間板ヘルニア):椎間板ヘルニアは背骨のクッション材である椎間板(ついかんばん)から髄核が変形して飛び出し、神経を圧迫する病気です。椎間板ヘルニアが起こる部位によって腰痛、足のしびれ、麻痺、足の筋力が低下したり、首や肩の痛み、腕や手のしびれ、足の麻痺(運動麻痺・感覚麻痺)、手の筋肉の萎縮などが起こります。椎間板ヘルニアが重症化すると、膀胱や直腸の神経が圧迫され、排尿・排便障害が生じます
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「肩の痛み」
肩や腕が痛い・肩が凝っている・肩が挙がらない・服の着脱がしづらい・高いところにあるものが取れない・肩の痛みで夜中目を覚ましてしまう
【代表的な疾患】
五十肩(肩関節周囲炎)・変形性肩関節症・肩腱板断裂・石灰沈着性腱板炎・反復性肩関節脱臼・肘内障
五十肩(肩関節周囲炎):五十肩(肩関節周囲炎)は肩の痛みと、痛み(炎症)によって可動が制限されます。
五十肩(肩関節周囲炎)の痛みは肩関節周辺、特に肩の上部や上腕部の外側に現れます。
五十肩(肩関節周囲炎)が悪化すると、関節包が拘縮してあらゆる方向の可動が制限され、腕を上げたり、腕を回したりする動きが困難になります。
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「肘の痛み」
肘が痛い・肘が曲がらない・肘がしびれる・肘が痛くて家事ができない
【代表的な疾患】
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)・変形性肘関節症・野球肘・肘内障・肘部管症候群・滑液包炎・上腕骨顆上骨折
テニス肘(上腕骨外側上顆炎):テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は肘の上腕骨外側上顆あたりに痛みを感じるのが特徴です。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)になると、雑巾(タオル)を絞ったり、ドアを回したり、ペットボトルの蓋を開けたりする動作で肘の痛みを感じます。テニス肘(上腕骨外側上顆炎)が悪化すると握力が低下したり、安静時にも痛み(寝れないぐらいの肘の痛み)を感じます。
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「手の痛み」
手がしびれる・手が動かしにくい・指の関節が腫れている・手の痛みがある・指のひっかかりがある・朝に手のこわばりがある
【代表的な疾患】
腱鞘炎・ばね指・へバーデン結節・母指CM関節症・ドゥケルバン病・ガングリオン・突き指(マレット変形)・リウマチによる手の変形・手根管症候群・TFCC損傷・橈骨遠位端骨折
腱鞘炎:腱鞘炎は手首や指の付け根に痛みや腫れ、指を曲げ伸ばしする際に痛みが現れるのが特徴です。腱鞘炎が悪化すると指の曲げ伸ばしや、こわばりや、しびれなどで細かな動作が出来なくなったり、炎症部位に熱を持つこともあります。
ヘバーデン結節:ヘバーデン結節は、指の第一関節(DIP関節)に赤い腫れや、指を動かすときに痛みを感じたり、関節の変形などが起こるのが特徴です。ヘバーデン結節が進むと、指の関節がこぶのように膨らみ曲がってしまったり、側方変異(横に曲がる)が起こります。ヘバーデン結節が重症化すると指の関節が固まり、指の関節に少し触れただけでも強い痛みを感じます。
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「股関節の痛み」
股関節の付け根が痛い・股関節に引っ掛かり感がある・股関節を曲げにくい・思うように歩くことが出来ない・びっこを引いている
【代表的な疾患】
坐骨神経痛・変形性股関節症・特発性大腿骨頭壊死症・ロコモティブシンドローム・大腿骨頭すべり症・大腿骨頚部骨折・発育性股関節形成不全・ペルテス病
坐骨神経痛:坐骨神経痛の痛みやしびれは坐骨神経にそって現れます。坐骨神経痛の症状としてはお尻から太ももの裏の痛みやしびれ、腰を反らすときの腰の痛み、体を動かしたときのふくらはぎの痛み、足先までと広範囲です。また症状が片側だけに現れるのが坐骨神経痛の特徴です。
坐骨神経痛が悪化すると、足に力が入りにくくなって転倒したり、排尿や排便障害が起こります。
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「腰痛・背中の痛み」
腰や背中が痛い・腰や背中が張っている・腰や背中が痛くて歩けない・腰が曲がってきている・休憩しないと長距離が歩くことができない・脚がしびれる・臀部が痛い・同じ姿勢でいられない・背中を反ると痛い・起き上がり、立ち上がりが痛い
【代表的な疾患】
非特異性腰痛・後縦靭帯骨化症・腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア・腰椎変性すべり症・圧迫骨折・ぎっくり腰(急性腰痛症)・腰椎分離症・分離すべり症・骨粗鬆症(骨粗しょう症)
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「膝の痛み」
膝が痛い・膝が曲げにくい・膝が伸ばしにくい・水が溜まっている気がする・膝が熱をもっている・階段の上り下りがつらい・歩くと膝の力が抜ける感じがする
【代表的な疾患】
変形性膝関節症・O脚X脚・半月板損傷・前十字靭帯損傷・離断性骨軟骨炎・オスグッド病
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「足の痛み」
足首をひねった・足やかかと・くるぶしが痛い・足が上がらない・足がつる・足が腫れている・足首が熱い・体重をかけると足の裏がいたい・足の親ゆびの付け根が痛い・足の親ゆびが曲がっている・階段の上り下りがつらい
【代表的な疾患】
足底腱膜炎・成人期扁平足・足関節捻挫・肉離れ・痛風・アキレス腱断裂・小児期扁平足・外反母趾
外反母趾:外反母趾は足の親指が突出して小指側に「く」の字に曲がるのが特徴です。外反母趾の症状として最初は靴を履いた状態で足の親指が当たって痛くなります。外反母趾が悪化すると靴を履かない状態でも痛みを感じます。
◎整形外科専門外来についての詳細は
以下の電話番号にてお問い合わせください。
【 TEL. 072-971-1221 】
毎週水曜日の15時〜17時30分(最終受付)が整形外科外来の診療時間となっています。
整形外科専門外来は整形外科医の専門的な診断に基づき、安静が必要な痛みなのか、積極的に動かしたほうが良い痛みなのか、手術により改善が望める痛みなのか等、内科と整形外科両面からの総合的な判断を致します。
当院では、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心臓病、慢性腎不全をはじめとする様々な内科疾患を抱えておられる方々や人工透析を必要とする方々等の健康寿命延伸を目指して、多職種によるチーム医療をおこなっています。
具体的には、各領域内科専門医の治療に加えて、運動器リハビリテーションや心臓リハビリテーションを必要とする方々には、理学療法士、管理栄養士、看護師、薬剤師がチームとなってサポートしています。この事により、皆さま個々の疾患や体質、生活背景に合わせた、安全で効果的かつ長続きする治療を行い、健康寿命延伸を目指してきました。
しかしながら、これらの取り組みを進める中で、運動を妨げる痛みへの対応が課題となるケースもありました。少しの痛みから運動ができなくなることにより筋力の低下が始まり、バランス能力の低下から転倒や骨折を引き起こし、健康寿命を損なう方もおられました。
そこで、2025年4月より、整形外科医を新たに招聘する事にしました。整形外科医の専門的な診断に基づき、安静が必要な痛みなのか、積極的に動かしたほうが良い痛みなのか、手術により改善が望める痛みなのか等、内科と整形外科両面からの総合的な判断に基づき、健康寿命延伸を目指す体制を整えました。
【骨粗鬆症に関連する用語集】
エストロゲン:エストロゲンは骨吸収を抑制し、骨形成を促す。エストロゲンの分泌が減少すると骨量が低下する。閉経後にエストロゲン分泌が低下するので、高齢女性は骨粗鬆症のリスクが高まる。
ビスホスホネート製剤(フォサマック錠、ボナロン錠、ボンビバ錠など):破骨細胞の働きを抑制し、骨吸収を抑えることで、骨密度を増加させ、骨折のリスクを低下させる薬剤。
抗RANKL抗体製剤(プラリア皮下注60mg、ランマーク皮下注120mg):破骨細胞の形成、破骨細胞の機能、破骨細胞の生存に必要なタンパク質を標的とする抗体製剤で、破骨細胞の活動を抑制し骨吸収を減らす薬剤。
テリパラチド製剤(フォルテオ皮下注、テリボン皮下注):副甲状腺ホルモン(PTH)製剤で、骨形成を促進する薬剤。
ロモソズマブ製剤(イベニティ皮下注):骨形成を促進し、骨吸収を抑制する薬剤。
カルシウム:骨の主成分であるカルシウムを積極的に摂取し、骨量を維持する。
ビタミンD:カルシウムの吸収を助けるビタミンDを摂取したり、日光浴を行うことで、体内でも合成する。
ビタミンK:骨の形成に役立つビタミンKを摂取します。
タンパク質:骨の構成成分であるタンパク質はバランスよく摂取する。
リン:リンを多く含む食品(インスタント食品、加工食品など)を過剰に摂取すると、カルシウムの吸収を阻害する。
食塩:食塩の過剰摂取は、尿からのカルシウムの排出を促進する。
カフェイン:カフェインを多く含むコーヒーなどの飲みすぎは、カルシウムの尿中排出を促進する。
アルコール:アルコールの過剰摂取は、骨密度を低下させる。
◎整形外科専門外来についての詳細は
以下の電話番号にてお問い合わせください。
【 TEL. 072-971-1221 】
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